№18 トルコ南部地震
【トルコ南部地震について】
日本と同じ地震大国のトルコで2月6日午前4時頃M7,8、同日午後M7,5の大きな地震に襲われました。皆様もテレビや新聞のニュースをご覧になって、あまりの惨状に心を痛めた方も大勢いるかと思います。範囲はトルコ南部~シリア北部、日本を例にとると関東~中部~近畿地方までの広範囲となるそうです。
1月10日朝のニュースでは2万人超と伝えていましたが、今後更に犠牲者の数は増えていくでしょう。トルコではこれまでの被災経験から近年、建築規制が強化されています。しかし、耐震基準に沿って建てられたはずなのに見合っていなかった建物が多く存在して今回の惨状となりました。
なんと、トルコでは安全基準を満たない違法建築に対して「行政処分免除」があり、これは「一定の金額を支払えば法的に見逃されると言う仕組み」で、これを過去に何度も何度も繰り返し提供してきたそうです。耐震基準を満たしていれば近年に建てられた建築物は倒壊を回避できたのでは?
けれども被災地の7万5千棟の建物にこの「免除法」が与えられてきたそうです。大地震が起きればトルコ政府のこの政策が大惨事を引き起こす危険があると長い間、建築家達から批判されていました。全く聞く耳を持たなかったトルコの政治家に対して、私も憤りを覚えずにはいられません!
生存率が下がる地震発生後72時間を経過した100時間以降に100人以上が救出されたという報道が唯一の慰めでした。真冬の寒さの中、被災されたトルコの皆さんに一日も早く救援物資が届くことを祈っています。
(写真)会報エコー2月号の表紙を飾るは守安さんの絵手紙作品です。恵方巻がリアルで迫力満点でした!2月号は2月19日に印刷されるので皆様のお手元には21~22日頃に到着になるでしょうか。楽しみにお待ちください~
【事務局長のつぶやき】
60歳を過ぎてから老眼鏡をかけてまで本を購入して読みたいと思わなくなりました。しかし、先日、スマホのニュースアプリの記事を読んでいる時、諏訪中央病院の名誉院長で作家の鎌田實さんの著書『60歳からの忘れる力』が紹介されていて惹きつけられました。この本を全部読んでみたいという衝動に駆られてたのは何年ぶりでしょうか?今は本屋さんへ足を運ばなくてもネットから注文をすれば翌日、自宅まで届けてもらえます。
一部抜粋・・「健康づくりに必要なのは『美味しいものを食べて、運動すること』。コレステロール値を気にする人もいるが、脂質異常がなければ、卵などのコレステロール値が高い食材はいくら食べてもいい」という。
60歳を過ぎたら、足は太いほうがいい、60歳は健康づくりの節目である。それまでの中年期は、メタボ対策が健康づくりの中心的な課題だった。メタボになると動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病、認知症……とさまざまな病気がドミノ倒しのように増えてくる。だから、中年期はメタボにならないように、脂肪をためこまないことが重要!
ところが、60歳を過ぎると、加齢や運動不足によって筋肉の量が減っていく。食が細くなる人もいて、栄養不足になることが多くなるのに「やせてうれしい」などと思っていると、70代、80代で筋肉が減るサルコペニア(加齢性筋肉減少症)や、全身の機能が低下して十分に活動できないフレイル(虚弱)という状態になってしまい、要介護状態へまっしぐら。
90代になっても、歩いて好きなところへ行き、おいしいものを味わうには、60歳になったら「やせて健康になる」というメタボ対策はいったん忘れて「筋肉を増やす」フレイル予防へと考え方をシフトする必要がある。
やせて脂肪を落とすことばかり意識していると、大事な筋肉までやせて、フレイルが加速してしまうからだ。若いころは、ほっそりした足を目指す人が多かったかもしれないが、60歳を過ぎたらしっかり筋肉がついた足が重要になるので大根足OK、少しずつ脂肪も減らせれば最高!
私自身も日々、運動不足を痛感しています。若い時には大食いを自称していましたが、最近では以前ほど食べれなくなってきました。若い時にはついていた手足の筋肉は落ちてしまいブヨブヨです。😂 女性は幾つになっても体重を気にする方が多いですが、少し太目の方が長生きをすると言うデータもあります。嫌なことはいつまでも記憶に残り時にフラッシュバックをしてしまうこともあり厄介です。でも、これを忘却の彼方へ押しやってしまいましょう。美味しく食べて日々、笑って過ごすように心がけたいですね。『元気が一番!』
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