№7 働く仲間の座談会
【働く仲間の座談会を開催】
11月13日に現在、就労している会員と今後、就労を望んでいる会員とが集まり健福センターで 座談会を行いました。2021年3月より法定障害者雇用率が民間企業では2.3%に引き上げられています。障害者雇用の基準が達成されていない企業には、1人につき月額5万円の罰金支払いが課せられ、達成していれば100人以上従業員がいる企業の場合、1人につき月額27,000円支給という決まりがあるため、現在では概ねこの基準、2.3パーセントは達成されました。
しかし、障害者雇用の内側は障害者にとって決して優しくありません。企業側も障害者を雇用するなら障害の特性を理解して社員に研修を行うなどの企業努力が必要なのにこれを怠っている、能力に見合った仕事を与えていない、障害者側が周囲に馴染めないなどの理由で辞めていくケースが多いそうです。
座談会に参加されたAさんは務めて35年間の間に辛いことはたくさんあったが、今は自分の障害や望んでいる支援を資料(トリセツ)にして周囲に配布していると言われていました。司会進行役の須山会長からは合理的配慮が法改正になり企業では「義務」となった、守られていなければ繰り返し自己主張して欲しいと参加者へ向けてアドバイスがありました。
Bさんが「自分を理解してくれる人を1人でも作ることが聴覚障害者の生きる道だ」とおっしゃいました。今もこの言葉が心にチクりと残っています。その昔、私は第3子を妊娠する(42歳)まで健常者の中でパートで働いていましたが、辛い時はトイレに隠れて泣く、同障の仲間に会った時に愚痴を吐き出すというナーバスな手段しかありませんでした。
参加者の中に障害者手帳がもらえない50デシベルのCさんがいました。海外の基準は40デシベルですが、日本では聴覚障害の場合、基準が厳しく70デシベルからです。全難聴でも国に対して「デシベルダウン」の要望を出していますが、なかなか実現をしません。
手帳がなければ上記の障害者雇用の対象にもなれず非常に難しい状況に置かれてしまいます。一般採用で面接時に聞こえの問題を黙ったまま受ければ、それが凶になるリスクがあるかも知れません。彼にはりっぱなスキルがあるので、これを活かし安定した職に巡り合えることを心から願っています。
【オミクロン株対応ワクチン】
ワクチン接種間隔が5ヶ月から3ヶ月に短縮されました。私には、10月末に接種券が届いていたのですが、5回目ということもあり以前のようにすぐにでも予約をしなくちゃ!という気になれず放置していました。
新横浜駅前にある横浜銀行隣のクリニック(新横浜整形外科リュウマチ科)では15時以降、3階で予約しなくても接種ができます。そのうちラポールの帰りにでもここに寄ろうと思い接種券はバックに入れたままにしていたのですが、先日10日は事務局の仕事が早く片付いたので5回目の接種を受けてきました。今日、全国の感染者は2ヶ月ぶりに10万人を超えたそうです。私のように何となく放置したままの方がいましたら、どうぞ早めに腰を上げて下さいね。
昨年度ワクチンの費用が2兆3396億かかったそうです。ワクチンは1回あたり7,600円、ワクチン全額国費負担廃止の意見が審議会関係者から出ていましたが、今後インフルエンザ並みに1部自己負担を求められるかも知れません。
「ワクチン接種が有料になった場合どうしますか?」という街頭インタビューでは「打つかどうかは値段しだい」という回答が多く見られました。私も同感です。ニュース番組の司会者は「重症化リスクのある人は打ちましょう」と締めくくっていましたが、今後も新型コロナウイルスの蔓延が続くなら今までと同様に国は対応すべきと思います。
【事務局長のつぶやき】
役目柄、氏名を見ただけで浜難聴の会員がどうか判別がつくのですが、最近は名字は分かるのに下の名前が咄嗟に出てこない時があります。(この時、顔は思い出している)喉まで出かかっているのに出ない時のもどかしさ、仕方なく会員名簿で確認をする有様です。
記憶には「覚える」と「思い出す」2つの側面があり「覚える」よりも「思い出す」という作業が脳の血流を増やすことになり認知症を防ぐそうです。どこかに仕舞い忘れ思い出す作業を必死で繰り返して探し回った結果、見つかった時の安堵感はなんとも言えません。😂
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